2006年01月15日

心の栄養

年の暮れの事なんですが、テレビ見てたら凄く素敵なドキュメンタリー映画が放送されてました。


「THE STORY OF THE WEEPING CAMEL ~らくだの涙~」


心の栄養  
 

もうすでに御覧になった人も多いと思いますが、コレ良かったですね~

モンゴル南部のゴビ砂漠で遊牧生活をする4世代家族の生活に密着したドキュメンタリー映画で

生活の糧である大切な家畜と人間との絆
家族の絆、母と子の絆が厳しいけど美しい風の大地モンゴルの風景と共にみれます。

ナレーションも何の解説もBGMもなく、淡々と家族の生活を追う映像が流れる感じなんですが
吸い込まれるように見入ってしまいました。

大切な家畜であるらくだ達の出産シーズンを迎えた春の日
一家を支える働き者のお母さんは大忙しの時期
1頭の若いらくだが初めての出産をむかえ、難産の末に白い子らくだを産みました。
だけど、母らくだは我が子に乳を与えることを頑なに拒否し、完全に子育てを放棄してしまいます。
出産時のショックからか?心を閉ざしてしまった母らくだ
どうにか母らくだに子育てさせようと手助けする人間
母を求め、拒否されながらも近づこうとする子らくだと、その鳴き声が虚しく響くだけ。
日に日に弱っていく子らくだを前に、家族が試みようとしたのは”伝説の音楽療法”でした。
氷のように凍ってしまった母らくだの心を癒すための音楽とは・・・。
馬頭琴と呼ばれる楽器の、心に染み入るような音色にのせて優しく響くお母さんの歌声と風の音
懐かしさに似た不思議な感覚、体中に脈打つ温かいものを感じるような・・・何だろう?
そして、ドラマチックな展開。

淡々とした中に強さと全てを包み込むような優しさ、何とも言えない気持ちよさを感じました。
そして、それと同時に沈む夕日を見てるような切なさも感じたのは
文明を前に、なくなりつつある「古き良きもの」への想いからかも知れない。
何だか、あばさ~の故郷沖縄が重なって見えたような気がしました。

また見たいと思うような素敵な作品でしたよ。
ドキュメンタリーなんですが、一部再現映像を挿入したり
家族にちょっとした演出を施したらしく、なるほどなって思いました。
見終わった後の、何、これって作り物?本物?って思ったのはその為なんでしょうね(^^)


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Posted by あばさ~ at 02:58│Comments(0)好き
 
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