2006年02月24日

猫と暮らしている皆さんへ

下の方に猫に有害な植物のリストがあるサイトのリンク貼りしました。


ご存知ですか?

ユリ科の花は(花、花粉、葉、茎 全て含む)、猫にとっては猛毒です。

ユリの種類にもよりますが

殺傷力の強い猛毒です。

時には、ごく少量の花粉をなめてしまって体内に入るだけで

腎臓に多大なダメージを与え

死に至る可能性もあると言うほど 強力な物なのです。

アメリカのアニマル・ポイズンコントロールに電話で確認したら

実際に、そのようなケースがあることを聞き注意を促されました。

特に毒性の高い物として


テッポウユリ(Easter lily ; lilium longiflorum)

オニユリ(Japanese show lily ; lilium lancifolium)

コオニユリ(Tiger lily ; lilium tigrinum)

鹿の子百合(Rubrum ; lilium speciosum)

キスゲ各種(Day lily ; hemerocallis species)



の5つが上げられていますが、どの種類のユリも猫には毒です。

だから、猫と暮らしている皆さん どうか気を付けてあげて下さい。

そして、知らない人も沢山いると思うので どうか教えてあげて下さい。



実は、あばさ~ 猫好きと豪語しながら恥ずかしい事に
上に書いた、ユリ科の花の毒性について今日の今日まで全く知りませんでしたっ。
昨日、面白おかしくUpした記事に対して キューピーさんからのコメントを読むまでは・・・

検索したサイトで、その事実を知った時 愕然としたのと同時に1人でパニックに陥ってました。
昨日、口の周りを花粉だらけにしてた小豆、少量でも舐めてしまった可能性は高く
あれから確実に24時間以上は経過している。今は元気みたいだけど、大丈夫なのか?!
もしも、小豆に何かあったら・・・そんな考えが頭の中でグルグルして 手は震えるし
「何で知らなかったのか自分っ!!」って 自分自身を呪いたい気持ちでした。
何とか正気を保ち まずは電話をとり、獣医へ相談してみた
Drから、ユリ科の花の毒が猫へ及ぼす影響、その発症の形態、検査、治療方法の説明を聞き
事の重大さを改めて実感した。
あばさ~の緊張感が伝わったのか、ソワソワしだした小豆をケージに入れて獣医師のもとへ

診察を受け、外的な症状がないことを確認した後 血液検査
この血液検査の結果が出るまでの時間の長いこと長いこと・・・永遠に続くのかと思った。
やっと出た検査の結果は、全てクリアー!!1つも異常はなく
心配していた腎機能の値も正常値でした。
でも、それでもユリ科の花の毒性は油断できない!!
ごく少量が体内に入った場合は特に、発症までに時間がかかるのだとか。
最低でも、3日間は大丈夫とは言い切れないとの事。

対処の方法は2通り

・これから3日間、大量の点滴をうって おしっこの濃度を薄めて排泄させ解毒するか。
 
・今の時点で、血液検査の結果を含め異常はないので様子を見るか。
 そのまま何も症状が出ないかも、でも もしも症状が出てしまうと透析療法となる。

その選択は あばさ~へと託された。
あばさ~の中ではどうするか決まっていたが、あばさ~の独断は出来ない。
仕事を抜けて動物病院に向かってたオットに電話して確認をとった。
「あばさ~が決めたようにやって」 予想してた答えだった。
もしも、小豆の身に何かあったら・・・
そう思うとみじんのリスクも負うことは出来ない、もしも があっては絶対にいけない。
そもそもは、私達の無知が生んだミスなんだから。

そんな訳で今日から3日間、小豆は入院することになりました。
念の為の治療なので、小豆自体はちゃんとご飯もたくさん食べるし
すごく元気なので安心して下さいね。

小豆への罪悪感で、一人へこんで シュンとしていると
”この治療さえ終れば 「もう大丈夫!」って言ったげるから!元気だしてっ!”
と声をかけてくれた Dr やアシスタントのお姉さん達の言葉に少しほっとしながらも
診察やら、採血やらで怯えまくって あばさ~にしがみつく小豆に本当に申し訳なくて
小豆抱っこしたまま、我慢できずに診察室でボロボロ泣いちゃいました。情けない・・・。




改めて、この場でお礼させて下さい。

タイミング良く、私の記事を見つけて警告を下さった キューピーさんっ!!
見てますかぁ~~?!
あなたの残して下さったコメントに
小豆も あばさ~も救われました。感謝してます。
本当に、本当にありがとうございました。


ちょっと前に、Drからの電話で点滴を開始したとの報告がありました。
小豆はおりこうにしてたから、麻酔のガス使わなくてもちゃんと点滴させてくれたよ~
っとの事でした。
今夜はガランと、ちょっと寂しいあばさ~のおうちです。


今回あばさ~が問い合わせた、
アメリカのアニマル ポイズンコントロールセンターの連絡先を載せておきます。

Animal Poison Control Center
1-888-426-4435

WEBサイトです→コチラからどうぞ。(英語のサイトです)




*追記*

ネコに危険な植物のリスト

猫に有害な植物  ねこまのひげさんのホームページ猫と暮らしている皆さんへ


ねこまのひげさんのサイトでは
猫に有害な植物を理解した上で、それらの植物避けるのではなく
猫の気を逸らせる為の工夫を凝らして、素敵な猫ガーデンで愛猫と暮らしてらっしゃいます。
ガーデンも素敵だし、ニャンコも凄く可愛いですよ~。


もう1つ、

中毒をおこす主な植物



猫 中毒 で検索したら結構ヒットしたので、色々見てみるのもいいと思います。

これらのリストに上げられている植物なのですが・・・

その猫、個々の個体の感受性とか、飼育環境などなどで

中毒をおこしたり、なんともなかったり、軽症、重症とかなり差があるそうで

中毒を起こす量、症状については一概には言えないとのことです。



それでも、一緒に暮らしている人間の注意があれば防げる事故

その為には、飼い主の理解が一番必要とされているのですね(0^^0)



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Posted by あばさ~ at 15:42│Comments(13)ねこ
この記事へのコメント
そ・そうなんですか!私も知りませんでした…(--;
小豆ちゃん、あばさ~お母さんがちゃんと病院に連れて行って処置も
きちんとしたんですね。
きっと大丈夫ですよ!(てーげーな言い方に聞こえるかもしれませんが(汗)
Posted by しろすけ at 2006年02月24日 19:56
あばさ~さん、こんにちは。
小豆ちゃん、大事をとって治療してるのですね。
まだ気は抜けないと思いますが、きっと、もうしばらくの辛抱ですよね・・・。
病院では、しっかりとした対応をして頂けたようで、本当に良かったです。
それでは、また伺いますね。
Posted by キューピー at 2006年02月24日 20:14
あばさ~さん、ごめんね。 私もそんな事、何も知らなくて あーちゃん、かわいいね、なんて言っちゃって。 でも、元気そうなのでよかった。。。
そんな大事な事が広く知られていないってちょっと不思議(それとも私達が知らなかっただけ?)
Posted by Ziggy at 2006年02月24日 20:19
しろすけさん
そうなんですよ・・・。本当にビックリしました。
でも、大事に至らなくてホントによかった~(T。T)
経過を追って血液検査をしてるんですが、今のところ異常はなくて
明日まで問題がなければ退院できそうです。


キューピーさん
今回は本当にありがとうございました。
小豆は、明日まで血液検査の結果に問題がなければ退院できるそうです。
今回お世話になってる病院では、しっかりと対処してくれたので
安心して小豆を任せることが出来ました。


Ziggyさん
いえいえ、そんな・・・Ziggyさんが謝ること全然ないですよぉ~~
私が知らずに、面白おかしく記事にしたんだし・・・
でも、それが結果的には良かったんですけどねっ。
今日、病院に様子を見に行ったんですが
私の姿を見たとたんに ふんでーしてましたが
ちゃんとご飯も食べてたし、Dr も問題ないって事でした。
Posted by あばさ~ at 2006年02月25日 15:32
小豆ちゃん、とりあえず大事に至らなくてよかったですね。
人間には、害がなくても小動物には毒になると言う植物、
いろいろありますからね。気をつけてくださいね。
でも、あばさ~さんの愛情、小豆ちゃんはちゃんと感じてくれてると思いますよ!お大事にね。
Posted by たーかー at 2006年02月25日 16:44
あばさ~さん、
大変だったんですね、今、知りましたぁ

アメリカではDAY LILYはたくさんどこにでもさいていますよね‘

確かに球根には毒があるって聞いたけど
何で猫ちゃんだけなのかしら

薔薇のとげも軽く思っているとあとで重症になってしまいますので
薔薇をいじるガーデニングのときは皮の手袋なんですよね~‘

おだいじにね
Posted by いまここに at 2006年02月25日 17:04
あばさ~しゃんおひさですっ><
最近は自分の記事UPのみで、ブログめぐりしてなかったわけよ~^^;

ユリ科の植物って猫にとっては死にいたる物だったんだネ~@@
実家に猫ちゃんいるからさぁ。。。
自分も知らなかったから、グットタイミングだったさぁ~ありがとう!

あの、なんとなーくなんだけど。。。
じぇったいあーちゃん大丈夫だと思う!!!
根拠はないが自信があるっ
きっと大丈夫さぁ~~~☆
Posted by オネェ at 2006年02月25日 23:13
あばさーさん こんばんは。

ねこちゃんには、ユリ科の植物がだめなんですね。
ちょっとびっくり。
小豆ちゃん、早く元気になるといいですね。お大事に。

(ワンコは、タマネギ(ネギ類)がダメと聞いたのですが。
確か、食べた後、腸から出血しやすいとか・・・・。)
Posted by teasdecaf at 2006年02月26日 03:35
たーかーさん
ありがとうございます。
今日、無事に退院できました~
そうなんですよね、人間には全く無害でも、他の生き物にとっては
有毒な植物って多いですね・・・。オットと一緒に勉強しています。


いまここにさん
本当に、普通に咲いている花なんですよね。
他にも、チューリップとかアジサイとか沢山あります。
ユリ科の植物は球根も含め、植物全体が有毒なんだそうです。
ユリに含まれているトキシンって言う成分が猫には中毒を起こすらしいです。
犬にも有害かは不明ってことなので、症例がないって事なんでしょうね。
猫は肉食、犬は雑食なので体の働きも違ってくるんでしょうね、きっと。


オネェしゃん
だからさ、自分も今回ビックリしたんだよね・・・。
でも、小豆大丈夫だったよ~!今日無事に退院できたよっ(0^^0)
ありがとうねっ☆
そうそう、オネェしゃんの実家にもニャン子いたよねぇ~
ユリだけじゃなくて色んな種類の植物がリストアップされてたよ。
後で記事に追加する予定~。
それぞれに個々の猫の感受性とかでも中毒起こすか起こさないか
重症になるか、軽いか違ってくるみたい。
でも、ユリの中毒は腎不全の症状が出てしまうと死亡率が高いって言ってた。


teasdecaf さん
ありがとうございます~(^^)
お陰さまで、今日無事に退院できましたよっ。
ネギ類は犬猫共にダメみたいですね。
ネギに含まれる成分が、血液中の赤血球を壊して、急性の貧血とか出血を起こすらしいです。
Posted by あばさ~ at 2006年02月26日 14:43
はじめまして!
「あばさーのおうち」とっても可愛いタイトルですね^^

ところで、うちにもネコがいるのですがこちらの記事を読んで愕然と
しました。
だって・・・今まで知らずにユリの花を飾っていたこと数知れず(涙)
幸いなことに17歳になる今でもぴんぴんしていますが、知らずに
いたら、もしもの場合でも原因さえわからなかったでしょう。
最近では、花を齧られるのでお花を飾るのを諦めましたので
リスクは減ったかな。
以前はハイビスカスの花なんかも喜んで(?)齧ってましたが・・。

上に示していただいているサイトでお勉強しようと思います!

それにしても小豆ちゃん、何でもなくて良かったですね~^^
Posted by はぴこ at 2006年03月11日 02:34
はぴこさんへ

いらっしゃいませっ(^^)
この記事に目を止めてもらって凄くうれしいです。
やっぱり知らない事って多いですよねっ。
私も、まだまだ宿題はいっぱいですが
色々と勉強しているところです~。
はぴこさんのニャンコはお花が大好きなんですね~
うちの実家にいる猫がそんな感じで何でも齧るんですよね・・・。
お陰さまで小豆は元気にしてますよっ!ありがとうございますっ☆
Posted by あばさ~ at 2006年03月15日 00:51
あばさーさん!
「プカプー」からジャンプ一番やってきました!

私も巨体の猫に飼われている身分。(逆だよね?ね?
「ぶー」の身近にも危険はあったんですね。
あと、花束を風呂場(「ぶー」の水呑場)で一旦、生けていたのですが、それは今後止めようと思います。

まぁ、うちの子はダイエットフードしか食べない猫なんですが一応。。。ってことで。
これからもゆたしくです。できればウチのブログにも遊びにいらしてくださいね。
Posted by ぽーく at 2006年03月22日 23:51
ぼーくさんへ
いらっしゃませ~☆
ニャンコに飼われちゃってるんでねぇ~
いや、でもウチも一緒ですよぉん、しもべとして働かせてもらってる身分なので・・。

小豆も自分のご飯と、ネコ草以外は食べないんですが
たまたま興味を引く場所に花を置いてしまったんですよね~。
私も、今回は色々と勉強させてもらいましたよ。
こちらこそ、これからもよろしくお願いしますねっ☆
ぼーくさんのブログにも遊びに行かせてもらいます~~
Posted by あばさ~ at 2006年03月23日 01:17
 
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