猫と暮らしている皆さんへ

あばさ~

2006年02月24日 15:42

下の方に猫に有害な植物のリストがあるサイトのリンク貼りしました。


ご存知ですか?

ユリ科の花は(花、花粉、葉、茎 全て含む)、猫にとっては猛毒です。

ユリの種類にもよりますが

殺傷力の強い猛毒です。

時には、ごく少量の花粉をなめてしまって体内に入るだけで

腎臓に多大なダメージを与え

死に至る可能性もあると言うほど 強力な物なのです。

アメリカのアニマル・ポイズンコントロールに電話で確認したら

実際に、そのようなケースがあることを聞き注意を促されました。

特に毒性の高い物として


テッポウユリ(Easter lily ; lilium longiflorum)

オニユリ(Japanese show lily ; lilium lancifolium)

コオニユリ(Tiger lily ; lilium tigrinum)

鹿の子百合(Rubrum ; lilium speciosum)

キスゲ各種(Day lily ; hemerocallis species)



の5つが上げられていますが、どの種類のユリも猫には毒です。

だから、猫と暮らしている皆さん どうか気を付けてあげて下さい。

そして、知らない人も沢山いると思うので どうか教えてあげて下さい。



実は、あばさ~ 猫好きと豪語しながら恥ずかしい事に
上に書いた、ユリ科の花の毒性について今日の今日まで全く知りませんでしたっ。
昨日、面白おかしくUpした記事に対して キューピーさんからのコメントを読むまでは・・・

検索したサイトで、その事実を知った時 愕然としたのと同時に1人でパニックに陥ってました。
昨日、口の周りを花粉だらけにしてた小豆、少量でも舐めてしまった可能性は高く
あれから確実に24時間以上は経過している。今は元気みたいだけど、大丈夫なのか?!
もしも、小豆に何かあったら・・・そんな考えが頭の中でグルグルして 手は震えるし
「何で知らなかったのか自分っ!!」って 自分自身を呪いたい気持ちでした。
何とか正気を保ち まずは電話をとり、獣医へ相談してみた
Drから、ユリ科の花の毒が猫へ及ぼす影響、その発症の形態、検査、治療方法の説明を聞き
事の重大さを改めて実感した。
あばさ~の緊張感が伝わったのか、ソワソワしだした小豆をケージに入れて獣医師のもとへ

診察を受け、外的な症状がないことを確認した後 血液検査
この血液検査の結果が出るまでの時間の長いこと長いこと・・・永遠に続くのかと思った。
やっと出た検査の結果は、全てクリアー!!1つも異常はなく
心配していた腎機能の値も正常値でした。
でも、それでもユリ科の花の毒性は油断できない!!
ごく少量が体内に入った場合は特に、発症までに時間がかかるのだとか。
最低でも、3日間は大丈夫とは言い切れないとの事。

対処の方法は2通り

・これから3日間、大量の点滴をうって おしっこの濃度を薄めて排泄させ解毒するか。
 
・今の時点で、血液検査の結果を含め異常はないので様子を見るか。
 そのまま何も症状が出ないかも、でも もしも症状が出てしまうと透析療法となる。

その選択は あばさ~へと託された。
あばさ~の中ではどうするか決まっていたが、あばさ~の独断は出来ない。
仕事を抜けて動物病院に向かってたオットに電話して確認をとった。
「あばさ~が決めたようにやって」 予想してた答えだった。
もしも、小豆の身に何かあったら・・・
そう思うとみじんのリスクも負うことは出来ない、もしも があっては絶対にいけない。
そもそもは、私達の無知が生んだミスなんだから。

そんな訳で今日から3日間、小豆は入院することになりました。
念の為の治療なので、小豆自体はちゃんとご飯もたくさん食べるし
すごく元気なので安心して下さいね。

小豆への罪悪感で、一人へこんで シュンとしていると
”この治療さえ終れば 「もう大丈夫!」って言ったげるから!元気だしてっ!”
と声をかけてくれた Dr やアシスタントのお姉さん達の言葉に少しほっとしながらも
診察やら、採血やらで怯えまくって あばさ~にしがみつく小豆に本当に申し訳なくて
小豆抱っこしたまま、我慢できずに診察室でボロボロ泣いちゃいました。情けない・・・。




改めて、この場でお礼させて下さい。

タイミング良く、私の記事を見つけて警告を下さった キューピーさんっ!!
見てますかぁ~~?!
あなたの残して下さったコメントに
小豆も あばさ~も救われました。感謝してます。
本当に、本当にありがとうございました。


ちょっと前に、Drからの電話で点滴を開始したとの報告がありました。
小豆はおりこうにしてたから、麻酔のガス使わなくてもちゃんと点滴させてくれたよ~
っとの事でした。
今夜はガランと、ちょっと寂しいあばさ~のおうちです。


今回あばさ~が問い合わせた、
アメリカのアニマル ポイズンコントロールセンターの連絡先を載せておきます。

Animal Poison Control Center
1-888-426-4435

WEBサイトです→コチラからどうぞ。(英語のサイトです)




*追記*

ネコに危険な植物のリスト

猫に有害な植物  ねこまのひげさんのホームページ


ねこまのひげさんのサイトでは
猫に有害な植物を理解した上で、それらの植物避けるのではなく
猫の気を逸らせる為の工夫を凝らして、素敵な猫ガーデンで愛猫と暮らしてらっしゃいます。
ガーデンも素敵だし、ニャンコも凄く可愛いですよ~。


もう1つ、

中毒をおこす主な植物



猫 中毒 で検索したら結構ヒットしたので、色々見てみるのもいいと思います。

これらのリストに上げられている植物なのですが・・・

その猫、個々の個体の感受性とか、飼育環境などなどで

中毒をおこしたり、なんともなかったり、軽症、重症とかなり差があるそうで

中毒を起こす量、症状については一概には言えないとのことです。



それでも、一緒に暮らしている人間の注意があれば防げる事故

その為には、飼い主の理解が一番必要とされているのですね(0^^0)


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